社会人2年目一人暮らし、貯金は難しい。貯金ゼロから始める3つの基本とコツ

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社会人2年目一人暮らし、貯金は難しい。貯金ゼロから始める3つの基本とコツ

社会人2年目一人暮らし、貯金は難しい。貯金ゼロから始める3つの基本とコツ

「社会人2年目で一人暮らしをしています。なかなか貯金ができません。どうしたらいいでしょうか?」

社会人2年目で一人暮らしの場合、工夫をしないと貯金はなかなかできないのが現状です。

しかし、貯金の基本や、成功するためのコツを知れば貯金は十分可能です。

この記事では、社会人2年目一人暮らしの貯金の状況や、お金を貯めていくために行うべきことを解説していきます。

この記事で分かること

  • 社会人2年目の手取額と支出額
  • 貯金をするために行うべき3つの基本
  • 貯金を成功させるための3つのコツ
目次

社会人2年目一人暮らしで貯金するのは難しい

社会人2年目で一人暮らしをしている人は、平均データから見ると、貯金するのは難しいと言えます。

社会人2年目の手取りと生活費から、貯金の現状を見てみましょう。

社会人2年目(24歳)の手取り額は約17万5千円

20〜24歳の平均年収は約267万円(男性:279万円、女性:253万円)となり、月収に換算すると約22万円です。
※賞与分は加味されていません。

そこから社会保険料・税金が引かれるため、手取りは17万5千円前後になります。

参照:国税庁|民間給与実態統計調査


月収22万円から差し引かれる社会保険料・税金

月収22万円から差し引かれる社会保険料・税金をまとめた画像。健康保険料は1万901円。厚生年金保険料は2万130円。雇用保険料が1210円。所得税(源泉徴収税額)が4340円。

月収と手取りの違い

月収と手取りの違いは、『表示と実際に受け取れるお金の差』ということになります。

  • 月収(額面):税金や社会保険料が引かれる前の収入
  • 手取り:社会保険料や税金が引かれ、実際に口座に振り込まれる金額
月収と月給、手取りについて解説した画像。月給は、基本給と固定給を足したものであり、月収はさらに変動手当てが追加される。手取りは、月収から税金・社会保険料などを差し引いた金額を指します。

社会人2年目からは住民税の徴収が開始される

社会人2年目からは住民税の徴収が開始されます。

住民税は前年度の所得額を基準に計算されるため、社会人1年目には支払う必要がありません。

そのため、社会人1年目と比べて手取りが減る場合があります。


一人暮らしの1か月にかかる生活費は約17万5千円

一人暮らしの1ヶ月にかかる生活費の(全国)平均額は17万6,160円です。
※単身世帯34歳以下のデータを参考にしています。


消費支出合計(住居費含む)

出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 年次 2024年


平均データを見ると収入と支出がほぼ同じのため、社会人2年目は貯金がなかなか難しいという現状が見て取れます。

社会人2年目が貯金をするために行うべき3つの基本

社会人2年目が、「貯金したい!」「貯金ゼロから抜け出したい!」という場合、貯金をするために行べき基本があります。

それが以下の3つです。

  • 収入と支出を把握する
  • 貯金の目標を立てる
  • 先取り貯金で貯金を習慣化する

一つずつ見ていきましょう。

収入と支出を把握する

まずは、自分の収入と支出をしっかりと把握しましょう。

特に、支出を細かく把握することで、どこを節約できるかを知るきっかけになるからです。

例えば、

「今月は飲み会が多かった」
「外食ばかりしていて食費が多くかかっていた」
「欲しかったものを後先考えずに買ってしまった」

など、「なぜ貯金ができなかったのか?」を知ることができ、翌月の改善につなげることができます。


家計簿をつけよう

収入と支出の把握にはやはり『家計簿』をつけるのがおすすめです。

今は便利な家計簿アプリがたくさんありますので、それらを活用すると良いでしょう。

まずは、収入と支出を細かく把握して、お金を管理するクセをつけることが貯金への第一歩となります。


貯金の目標を立てる

貯金の目標を立てることも重要です。

目標を設定することで、貯金の目的が明確になり、具体的な動機が生まれます。

そして、計画的に貯金を進めることが可能になります。

例えば、

1年後の旅行資金(10万円)を貯める 
→ 毎月1万円貯金しよう!

来年の誕生日、欲しかったブランドバッグ(5万円)を買いたい
→ 毎月5,000円貯金しよう!

このように、『目的』『目標金額』『期間』を設定することで、具体的に毎月いくら貯めていけばいいかが分かります。

貯金をするときは、具体的に目標を設定してそれに向かって計画的に進めていきましょう。

貯蓄用と生活費用の口座を分ける

一人暮らしで貯金をするためには、貯蓄用と生活費用の口座を分けることが重要です。

なぜなら、

  • 貯金を確実に進めていける
  • どれだけ貯まっていて、どれくらい使えるのかを「見える化」できる
  • 使える金額がはっきりし、無駄遣い防止になる

などのメリットがあるからです。

具体的には、口座を2つ用意し、役割を分けましょう。

貯蓄用:目標額が貯まるまで手を付けない
生活費用:使っていいお金


これら3つは貯金をするための基本となります。

まずはここからスタートしましょう。

社会人2年目が貯金を成功させるための3つのコツ

基本を押さえる、次は実際に、貯金を成功させるための3つのコツをご紹介します。

  • 固定費の見直し(節約)
  • 先取り貯金
  • ボーナスは貯める

固定費の見直し(節約)

貯金を成功させるために、まず固定費の見直しから始めましょう。

固定費とは、毎月必ず発生する支出のことで、主に以下のような項目が該当します:

  • サブスクリプション(動画配信・音楽・ジムなど)
  • 通信費(スマホ・インターネット)
  • 保険料
  • 家賃

これらは一度見直せば節約効果が継続的に続くため、変動費(食費や娯楽費)よりも優先して取り組むべきです。

たとえば、不要なサブスクを解約すれば、年間数千円の節約ができますし、格安SIMに変更するだけで携帯料金は月5,000円以上の節約になることもあります。


変動費の節約は無理のない範囲で

変動費の節約は毎日の積み重ねになるため、「がんばる」ことが必要です。

無理の無い範囲で行いましょう。

変動費節約の例

  • 食費:コンビニや外食を減らして自炊に切り替える
  • 光熱費:電気の使用時間を見直す、エアコンや照明をこまめに消す
  • 娯楽費:不要な買い物を控える

先取り貯金で貯金を習慣化する

先取り貯蓄を毎月行うことで、確実にお金を貯めることができます。

先取り貯蓄は、手取り収入からまず貯金分を別の口座に移し、残ったお金で生活する方法です。

例えば、手取りが18万円だとして、給料が入った時点で1万円を先取り貯蓄します。

生活費として使えるのは月17万円ですので、その範囲内で生活をします。

すると年間12万円は確実に貯めることができます。

※自動積立(定期預金)などを活用すると、先取り貯蓄を習慣化できます。

ボーナスは貯金に回す

ボーナスはできる限り貯金に回しましょう。

社会人年目はボーナスがある方も多いです。

例えば、年間40万円のボーナスを全額貯金すれば、5年で200万円貯まります。

ただ、ボーナスを全額貯金することはあくまでもお金を貯めるために「理想」というだけです。

ボーナスは無駄遣いせず、『貯金』と『使う』を計画的に行いましょう。

まとめ

社会人2年目の一人暮らしは、工夫なしでは貯金はなかなか難しいです。

ただ、貯金ができないわけではありません。

貯金をしていくために、収入と支出をしっかり把握し、目標を立てて、少しずつでも貯金を行うことが大切です。

貯金ができる状態になったら次は、その金額を増やしていきましょう。

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