
「独身の40代ですが、貯金がありません。貯金ゼロで大丈夫でしょうか?」
40代の独身女性で貯金がない人は意外と多くいます。
しかし、このまま貯金がゼロだと大きなリスクに直面してしまう可能性があります。
この記事では、40代独身女性で貯金なしの割合や、貯金ゼロの場合のリスク、マネープランの重要性を解説していきます。
貯金がない方はぜひこの記事を読んで参考にしてみてください。
この記事で分かること
- 40代独身女性で貯金なしの割合
- 40代の独身女性が考えておきたい2つのリスク
- 貯金がゼロでも大丈夫な人
40代独身女性で貯金なしの割合は意外と多い?
40代になって貯金がないのはどうなのか?みんな貯金しているのか?気になるところですね。
これについて、貯金なしの割合は意外と多いのではと思われるデータがあります。

参考:家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)令和3年調査結果)
40代単身世帯で金融資産を持っていないと回答した人が35.7%います。
100万円未満と合わせると、半数近くに上ります。
他方で、金融資産を1,000万円以上持っている人が20.3%いることから、しっかりお金を貯めている人も少なくないのが分かります。
40代単身世帯で金融資産を保有している目的
上記調査によると、金融資産の保有目的の上位は以下になります。 1位 老後の生活資金
2位 病気や災害への備え
3位 特に目的なし(保有していれば安心)
40代の独身女性が考えておきたい2つのリスク
40代独身で貯金なしの人も多くいることがわかりました。
ここでは、40代の独身女性が直面する2つのリスクを確認しておきます。
- 働けなくなって生活が困難になる
- 老後の生活が困難になる
それぞれ解説していきます。
働けなくなった時に生活が困難になる
40代独身女性で貯金がないと、何かの理由で働けなくなった時に生活が困難になるリスクがあります。
働けないと収入がなくなるからです。
そんな時には貯金がなければ生活はできません。
実際に40代になると以下のような理由で働けなくなることがあります。
- 自分の病気やケガ
- 親の介護
- リストラ
このようなことが起こると、貯金をしておけばよかったと後悔するかもしれません。
老後の生活が困難になる
40代独身女性が貯金しないままでいると、老後の生活が困難になるリスクがあります。
公的年金のみの収入(※1)だけでは生活が難しいからです。
実際には、生活費だけではなく、加齢により医療や介護などお金が予想以上にかかる場合もあります。
特に独身女性は長生きする傾向(※2)にあるため、安心して老後を暮らすためには貯金があった方がよいでしょう。
※1)公的年金の収入
・女性一人暮らしの老後(60歳~)の生活費の平均は月14.2万円(総務省「家計調査報告(家計収支編)2021年単身世帯より)
・年金収入は働いている期間とその間の平均の給与額によります。仮に20歳から60歳まで働いている場合
月収30万なら、およそ月13.4万円
月収40万なら、およそ月15.6万円
※2)
60歳の女性は平均であと29.46年生きる(令和2年簡易生命表より)
趣味や旅行のために貯金が必要
老後を楽しみたい人は、貯金が必要となります。
年金収入は生活費に消え、他にお金が必要となるからです。
老後孤独にならないためにも、趣味や旅行を楽しみたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
そのためにはやはり、今から貯金をして余裕のある老後にしましょう。
40代独身女性貯金なしでも大丈夫な人とその場合の注意点
40代独身女性で貯金なしだと、前章でみたように将来的に生活に困るリスクがあります。
ですので、そのまま貯金なしで大丈夫と言える人は多くないと思われます。
ただ、一定の条件がそろえば、そのまま貯金なしでも大丈夫な人もいます。
貯金なしでも大丈夫な条件
- 収入が高く、老後も年金と退職金で生活できる
- 住宅など資産がある
- 親が資産を持っており、相続する予定がある
以下ではそれぞれ、貯金なしでも大丈夫な人と、その場合でも注意したいことについてみてみます。
収入が高く、老後も年金と退職金で生活できる人
収入が高く、老後も年金と退職金で生活できるなら貯金がなくても大丈夫といえるかもしれません。
収入が高いと老後の年金も多くもらえます。
また、退職金をもらえるなら、医療や介護によるまとまった費用も賄えます。
退職金の相場(大卒で定年退職)
中小企業:1,118万9,000円(東京都産業労働局「中小企業賃金・退職金事情(令和2年)」より)
大企業:2,230万4,000円(厚生労働省「令和3年賃金事情等総合調査」より)
ここに注意!
- 病気などで働けなくなる場合も想定しておく
- 今の仕事を続けるのか、転職しても収入が維持できるか考えておく
- 退職金は予定通り支給されるか分からない
住宅など資産がある人
住宅など資産がある場合は、貯金がなくても大丈夫といえます。
老後に住宅があると老後資金は抑えられるからです。
独身で残す人がいないなら資産を担保に借り入れたり、資産を売却して現金化も可能です。
ここに注意!
- 住宅など資産には固定資産税など維持コストがかかる
- 資産を担保したり売却する場合、資産価値が重要
▼持ち家がある場合の老後資金や持ち家の活用法についてはこちらの記事へ
親が資産を持っており、相続する予定がある人
親に資産がある場合も、貯金がなくても大丈夫かもしれません。
親の資産を相続することで、老後に利用できるからです。
ここに注意!
- 兄弟がいれば、親の資産をすべて自分で相続できるか分からない
- 親が長生きすると、いつ相続できるか分からない
- 住宅を相続してもリフォームなど必要になる可能性が高い
▼遺産を予測する方法など、遺産について詳しく知りたい人はこちらの記事へ
40代独身女性貯金なしは、まずマネープランを考えてみることから始めよう
40代独身女性で貯金がない人は、まずマネープランを考えてみることをお勧めします。
貯金が必要な人はどのくらい貯金すればよいか目安が分かるし、将来を真剣に考える良い機会となるからです。
特に40代は人生の分岐点となるし、老後までに20年ほどありますので、それに向けて貯金を始めるには良いタイミングといえます。
これまで貯金なしで大丈夫かもと思っていた人も、前章までにみてきた今後のリスクや注意点などを踏まえて、本当に大丈夫なのかを考えてみるとよいでしょう。
大丈夫だと思っていたけど、よく考えてみたらお金が足りなくなると気づくことも多いです。
その場合は、早めに貯金を心がけましょう。
40代独身女性が考えておきたいこと
- 今の仕事を続けるのかどうか
- 収入はどうなるのか
- 結婚はするのか
- 家を買うのか、賃貸か
- 親の介護は大丈夫か
- 自分の老後資金はどのくらいかかるか
▼貯金が苦手な方は『先取り貯金』がおすすめです。
まとめ
40代独身女性貯金なしの人は、まずは今後のマネープランを考えてみるとよいでしょう。
そのうえで、貯金なしでは問題だと思った人は早めに貯金など対策を打ちましょう。
マネープランをしっかり考えたい人、将来に向けた対策をしたい人はいちどファイナンシャルプランナーに相談してみることをお勧めします。
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