「これから一人暮らしを始めるのですが、生活費は平均どれくらいなのでしょうか?」
一人暮らしは思っているよりもお金がかかります。
総務省のデータによると、34歳以下の女性単身世帯における生活費の平均は、住居費を除いて月約16万円です。
この記事では一人暮らしの生活費の平均と内訳をみていき、生活する上での注意点、そして見直し・節約ポイントを解説していきます。
この記事で分かること!
- 女性一人暮らしの生活費の平均と住居費
- 女性が一人暮らしをする際の生活費管理のポイント
- 無理せずできる生活費の節約方法
女性一人暮らしの生活費の平均と住居費
まずは女性の一人暮らしにおける、
- 生活費
- 住居費
をそれぞれみていきましょう。
20代女性の一人暮らしにおける生活費の平均は約16万円
20代女性の一人暮らしにおける、住居費を除いた生活費の平均は約16万円です。
▼34歳以下の女性、単身世帯における住居費を除いた1ヵ月当たりの生活費

出典:総務省「家計調査 家計収支編 単身世帯 2024年」1世帯当たり1か月間の収入と支出より
住居費の平均は約5万円 ※あくまで参考値
全国統計データの住居費の平均値は約5万円ですが、あくまで参考値です。
住宅費は環境によって大きく違うからです。
例えば、住んでいるところが首都圏か地方かでも違いますし、賃貸や寮など住宅によっても違います。
住宅費は、分かっていればその金額を先程の生活費平均にプラスしてトータルの支出を計算してみてください。
例:東京中野区の家賃相場
東京都中野区のワンルームの家賃相場83,400円(※2025年7月某日)とする場合…
→ 生活費は合計で『245,740円』になります。
※データ参照:LIFULL HOME’S|中野区の家賃相場情報
これから一人暮らしをする方は、”どこにお金がかかるのか”を把握しておくことで生活費を管理しやすくなりますよ。
女性が一人暮らしをする際の生活費管理のポイント
実際に一人暮らしをすると、「思っていたよりお金がかかる」「節約しないとすぐ赤字になる」ということが発生するため、生活費の管理が重要になります。
この章では、女性が一人暮らしをする際の生活費管理のポイントについて詳しく解説していきます。
住居費を抑えられると生活が楽になる
住居費はできるだけ抑えられると生活が楽になります。
その理由は2つあります。
- 住居費は支出の割合の中で一番大きくなりやすい
- 住居費は固定費で、途中で見直しが難しい
住居費は支出の割合の中で一番大きくなりやすい
住居費は支出の割合の中で一番大きくなりやすいです。
住居費にお金をかけすぎると、その他の生活費が圧迫され、貯金や急な出費への備えができなくなります。
住居費は固定費で、途中で見直しが難しい
住居費は固定費なので、ずっとその支払いが発生します。
住居費を安くしたいと思っても、安い場所へ引っ越しをするくらいしか方法がありません。
住居費の目安は手取りの1/3程度と言われています。
手取りが20万円の方は、住居費は6〜7万円が目安となります。
生活に少し余裕が出るようなところに住めると理想ですね。
外食・デリバリーのしすぎには要注意
外食やフードデリバリーのしすぎは要注意です。
すぐに食費が高くなってしまい、家計を圧迫してしまいます。
たとえば、毎日外食(1日1,000〜2,000円)、ときどきフードデリバリー(週2,000〜3,000円)をしたとすると、月の食費は簡単に平均(4万円)を超えてしまいます。
一人暮らしは食費の管理が煩雑になりがちです。
月に使える食費を決めて、その中でやりくりするようにしましょう。
自分へのご褒美は余裕を見ながら
自分へのご褒美は、生活費や貯金の余裕を見ながらが良いでしょう。
一人暮らしでは「自由に使えるお金=自分へのご褒美」になりやすいからです。
一人暮らしをし始めると、つい自分の好きなことにお金を使ってしまいがちです。
ファッション・美容・グルメ・趣味・旅行など。
給料が入ってきたらまず、一部は貯金に回し、残ったお金で生活をするスタイル(先取り貯蓄)をしていきましょう。
自分へのご褒美は、余裕ができた月や、一定額まで貯金ができたときに考えてみてください。
無理せずできる生活費の節約方法
実際に一人暮らしを始めたら、きっと多くの人が節約の重要性に気づくと思います。
そこで、ここでは無理せずできる生活費の節約方法を解説していきます。
固定費の見直し・節約ポイント
固定費は生活費の大半を占めるため、節約できたら大きな節約になります。
また、一度の見直しで節約効果がずっと続くため、優先的に進めることをおすすめします。
おすすめの固定費の見直し
- 利用していないサブスクの解約
- 携帯、ネット回線などの通信費の見直し
- 入っている保険の見直し
- 住居費の見直し(これから検討する方は)
変動費の節約・見直しポイント
変動費の節約は毎日の積み重ねになります。
無理のない範囲で節約をしてみましょう。
特に、使いすぎてしまう出費は何なのか?を把握し、効率よく見直すことがコツとなります。
▼出費の把握は家計簿をつけることが基本です!
おすすめの変動費の見直し
- 『食費』はメリハリをつけて節約
- 『生活用品費(日用品費)・被服費』は予算を決めて
- 『娯楽費(趣味代)』は予算範囲内で
- 『交通費』は使用頻度を減らす、節約できる方法を検討する
▼固定費・変動費の節約方法については以下の記事でより詳しく解説しています。
まとめ
一人暮らしは思った以上にお金がかかります。
ただ、工夫次第で生活費を抑えることは可能です。
ぜひこの記事を参考に、一人暮らしを始めてみてくださいね。
また、一人暮らしに慣れてきたらぜひ”お金の勉強”もしてみてください。
20代から始めると将来とても大きな財産になりますよ。
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