iDeCoとNISAの5つの違い|初心者はどっちを選ぶべきか徹底比較

TOP おかねの小槌 iDeCoとNISAの5つの違い|初心者はどっちを選ぶべきか徹底比較
iDeCoとNISAの5つの違い|初心者はどっちを選ぶべきか徹底比較
2026.03.21

iDeCoとNISAの5つの違い|初心者はどっちを選ぶべきか徹底比較

「初心者が資産運用を始めるならiDeCoかNISAがよいと聞きました。iDeCoとNISAには、どのような違いがありますか?」

iDeCoとNISAはともに税金がお得な資産運用ですが、使い勝手や税金が優遇される内容などが違います。

両者の違いを理解することで、自分に合った方法で資産運用を始めてみましょう。

この記事では、iDeCoとNISAの違いを比較表を用いながら詳しく解説し、初心者はどちらを始めるべきかをお伝えします。

この記事でわかること

  • iDeCoとNISAの違い
  • iDeCoとNISAはどちらから始めるのが良いか
  • iDeCoとNISAについてFPに相談するメリット

▼NISAの基礎から始め方まで学べる無料NISAセミナーを開催しています。

目次

1:これだけは押さえておきたい!iDeCoとNISAの5つの違い

iDeCoとNISAは税金をお得に資産運用できるという点では共通していますが、大きな違いもあります。

ここでは、押さえておきたいiDeCoとNISAの違いを5つに絞ってみていきます。

▼iDeCoとNISAの5つの違い

iDeCoとNISAの比較表。すぐ始められるか(iDeCoは時間がかかる、NISAはすぐ始められる)、お金の引き出し(iDeCoは60歳まで不可、NISAはいつでも可)、税金の優遇(iDeCoは拠出時所得控除・受取時原則課税、NISAは積立時控除なし・受取時非課税)、投資方法(iDeCoは積立のみ、NISAは積立・一括とも可)、選べる商品数(iDeCoは少ない、NISAは多い)の5項目で比較しています。

1−1:iDeCoは始めるまでに時間がかかるが、NISAはすぐ始められる

iDeCoは申込すると、通常は加入まで1〜2か月程度かかります(*)。

国民年金基金連合会にて加入資格の確認が行われるためです。

また後述しますが、iDeCoは銀行引き落としによる積立が基本となりますので、資産運用を始めるまでにはさらに時間がかかります。

これに対して、NISAは税務審査も含めて1〜3週間で口座開設が完了します。

またNISA積立だけでなく一括購入も可能なため、iDeCoより早く資産運用を始めることができます。

(*) iDeCoもオンラインでの申込みが一般化するなどで今後手続きに要する時間は短縮される可能性があります。


iDeCo加入に事業者の証明は必要なくなった

これまで会社員がiDeCoに加入するには、事業者の証明が必要だったため、勤務先に書類を作成してもらわなければいけませんでした。

それが2024年12月より不要となりました。

これにより、加入時に必要な書類は加入者のみで作成可能となったので、iDeCo加入のハードルは下がったと言えます。


1−2:iDeCoはお金の引き出し制限があるが、NISAはいつでも引き出し可能

iDeCoは原則としてかけたお金を60歳まで引き出すことができません。

これに対して、NISAはいつでもお金を引き出すことができます。

なので、iDeCoのように老後資金を貯めるという目的に縛られることなく、NISAは誰でも気軽に始めやすいと言えます。

1−3:iDeCoとNISAはともに税金がお得となるが、その内容に違いがある

iDeCoとNISAはともに税金がお得な制度ですが、どのようにお得になるかに違いがあります。

以下で、

  1. 掛け金の拠出・積立時
  2. 受取時

に分けてみていきます。

1-3-1:拠出・積立時、iDeCoに毎月拠出したお金は全額所得控除の対象

拠出・積立時にiDeCoに毎月拠出したお金は全額所得控除の対象となります。

これにより、収入のある人は毎年の所得税や住民税が下がるためお得です。

これに対して、NISAは毎月積立しても所得控除の対象となりません。

つまり、iDeCoはNISAと違って、収入のある人は始めるだけで税金がお得になるというメリットがあります。

例:年収500万円の人がiDeCoに月2万円の掛け金を拠出した場合
年間の拠出額24万円(月2万円×12か月)
税率は所得税10%(*)、住民税10%
合わせて年間4.8万円の節税となります。

(*)課税所得が195万〜330万の場合で計算

▼iDeCoは掛け金を拠出しただけで節税になります。

所得税と住民税の税区分ごとの税率と節税額をまとめた表。所得税は税率10%で節税額2.4万(24万円×10%)、住民税も税率10%で節税額2.4万(24万円×10%)と記載されています。

1−3−2:iDeCoは受取時には原則課税

iDeCoは受取時には原則課税されます。

ただ、一定の控除を使うことで課税を抑えることも可能です。

これに対して、NISAは受取時(売却時)に利益が出ていても非課税となります。

なので、iDeCoに比べると、NISAは税金を気にせずにお金を増やすことができます。

例:毎月2万円の投資信託積立をした場合
投資期間25年間 、年6%の運用をして売却した場合の税金を比較

▼NISAは受取時の税金が有利です。

課税口座、iDeCo、NISAにおける投資結果の比較表。いずれも投資元本は600万円、元本+利益は約1,375万円です。税金については、課税口座が約155万円、iDeCoが約17万円、NISAが0円となっています。

iDeCoは受け取り方によって、課税区分と控除の種類が変わる

iDeCoは受け取り方によって、課税方法と控除が変わります。

具体的には、一括で受取ると退職所得となり退職所得控除が使えますが、年金で受け取ると雑所得となり公的年金控除が使えます

ただし、会社で退職金を受け取っている場合には退職所得控除が使えないなど、受け取り方だけでなく退職金の有無によって税金が変わるため、受取時にFPなど専門家に相談することをおすすめします。

▼iDeCoは受け取り方で課税区分と控除の種類が変わります。

一時金(一括受取)と年金(分割受取)の課税区分と控除の種類をまとめた表。一時金(一括受取)は課税区分が「退職所得」、控除の種類が「退職所得控除」です。年金(分割受取)は課税区分が「雑所得」、控除の種類が「公的年金控除」と記載されています。

1−4:iDeCoは積立投資のみとなるが、NISAはそれに加えて一括投資も可能

iDeCoは毎月の積立投資が基本となります。

年一括で支払いたい人は年単位拠出も選択できますが、いつでも好きなタイミングで自由に投資できるわけではありません。

これに対して、NISAは毎月の積立もできるし、一括投資もできます。

成長投資枠を使うと、年間投資可能額の範囲なら自分のタイミングで何度でも投資できる点で、iDeCoに比べてNISAは投資の自由度が高いといえます。


NISAは投資枠によって投資方法や年間投資可能額が異なる

NISAは投資枠によって、投資方法や年間投資可能額が異なります。

なお、投資枠は併用可能です。

▼NISAは成長投資枠・つみたて投資枠合わせて年間360万円の投資ができます。

成長投資枠とつみたて投資枠の比較表。投資方法は、成長投資枠が「一括または積立」、つみたて投資枠が「積立」です。年間投資可能額は、成長投資枠が「年240万」、つみたて投資枠が「年120万」と記載されています。

1−5:iDeCoは選べる商品が少ないが、NISAは商品の選択肢が多い

iDeCoは、各社ともおよそ20〜40の商品をラインナップしています。

銀行や証券会社がラインナップした投資信託や元本確保商品(定期預金など)が投資対象です。

一方、NISAは投資信託だけでも成長投資枠で1400本以上、つみたて投資枠で270本以上あります。(取扱商品が多いネット証券の場合)

上場株式および投資信託が投資対象です。

NISAはiDeCoに比べて投資商品の選択の幅が広いといえます。

▼NISAもiDeCoも投資信託の選び方は以下の記事を参考にしてみてください

2:iDeCoとNISAのどちらを始めればよいか

前章で見た通り、iDeCoとNISAには大きな違いがあります。

なので、iDeCoとNISAのどちらを始めればよいか迷う人もいると思います。

結論を言うと、迷っているなら初心者はまずNISAを始めるのがおすすめです。

以下で詳しく見ていきます。

2−1:初心者はまずNISAを始めるのがおすすめ

初心者はNISAを始めるのがおすすめです。

NISAはiDeCoに比べて、使い勝手がよく始めやすいからです。

iDeCoはいったん始めるとやめてお金を引き出すことができないですが、NISAはすぐ始められるうえに、いつでもお金を引き出せます

また、利益に対して非課税のため、受取時も税金を気にしなくてもよいです。

なので、初心者はNISAから始めるのがおすすめです。

▼NISAは中長期運用が基本です。以下の記事では、長期運用のポイントを解説しています。

2−2:収入がある人はiDeCoも併用するとよい

収入がある人はiDeCoも併用するとよいです。

収入がある人は毎月の拠出金が全額所得控除の対象となることで、所得税と住民税を毎年減らすことができるからです。

▼月2万円の掛金で始めた場合、年収別の節税効果(目安)

年収ごとの税率(所得税+住民税)と年間の節税額をまとめた表。年収300万円は税率15%(5%+10%)で節税額約36,000円、年収500万円は税率20%(10%+10%)で節税額約48,000円、年収700万円は税率30%(20%+10%)で節税額約72,000円、年収900万円は税率33%(23%+10%)で節税額約79,200円、年収1,000万円は税率43%(33%+10%)で節税額約103,200円と記載されています。

(*)実際の節税額は扶養や保険料控除などによっても変わります。

収入のある人はNISAと併用してiDeCoを始めることをおすすめします。

▼収入の多いサラリーマンはぜひiDeCoの活用を検討してみましょう。以下の記事では、サラリーマンにiDeCoがおすすめな理由、投資を成功させるポイントを解説しています。


専業主婦など収入がない人がiDeCoをしてもメリットが少ない

専業主婦など収入がない人は、iDeCoをするメリットは少ないです。

iDeCoは掛けたお金が全額所得控除されるところに大きなメリットがあるところ、所得控除するだけの収入がないと、毎年の節税とはならないからです。


3:iDeCoやNISAを始めようと思っている人はFPに相談してみよう

iDeCoとNISAを始めようと思っている人はFPに相談してみましょう。

自分に最適なiDeCoやNISAの活用法を教えてくれます。

商品の選び方などを教えてもらうことで、成功の確率が上がるでしょう。

iDeCoやNISAについてFPに相談できる一例

  • iDeCoとNISAのどちらを始めればよいか
  • NISAでどの投資信託を選ぶか
  • NISA枠をどう活用するか
  • NISAとiDeCoを併用する場合、どのくらいの金額を割り当てるべきか
  • 始めた後の相談(現状の確認や運用商品の見直しなど)

iDeCoやNISA以外のこともFPに相談できる

iDeCoやNISAに限らず、それ以外のこともFPに相談できます。

FPは金融だけでなく、保険や住宅ローンなど幅広いお金の知識を備えており、お客様のライフプランをサポートする専門家だからです。

▼FPに相談できる内容と相談例

相談内容と相談例をまとめた表。①家計管理「家計の負担を減らしたいが、どこを見直しできる?」、②資産運用「退職金はどう運用したらよい?」、③保険「加入している保険の内容を知りたい。自分に合っている?」、④教育資金「子供の教育資金をどう準備すればよい?」、⑤住宅資金「いくらの物件なら購入できる?」、⑥税金「節税したいが、どんな方法がある?」、⑦年金・社会保険「年金はいつから、いくらくらいもらえる?」、⑧老後の生活設計「老後の生活費はいくらかかる?どう準備するのがいい?」、⑨介護・医療費「介護の費用ってどのくらいかかる?」、⑩相続・贈与「相続を見据えて、何を準備しておくとよい?」と記載されています。

参考:日本FP協会ホームページ|FP相談とは

FPに相談する場合は、iDeCoやNISAのことだけではなく、ライフプラン全般をサポートしてもらいましょう。

4:まとめ

iDeCoとNISAはともに税金がお得に資産運用できる制度ですが、使い勝手や税金面などに大きな違いもあります。

その違いを押さえたうえで、自分に合った方法で資産運用を始めてみましょう。

iDeCoとNISAのどちらから始めるとよいか、その始め方や商品の選択など、いちどFPに相談してみることをおすすめします。

5:マネースクール101の無料個別相談

「NISAやiDeCoについて詳しく知りたい」
「資産運用を始めてみたいけどどうしたらいいか分からない」

そんな方は、まずは無料でFP(ファイナンシャルプランナー)に相談をしてみませんか?

ご相談は来店またはオンラインで全国どこからでも承ります。

こんなお悩みが相談できます

  • NISA・iDeCoの始め方
  • 自分に合った資産運用の選び方
  • 効率よくお金を貯める方法
  • 教育資金や老後資金の貯め方
  • 金融機関の選び方
  • など

資産運用に関することをわかりやすく説明しますので、初心者の方もお気軽にご相談ください。

無料相談をご希望の方はこちらから!

この記事をシェアする
記事を探す