
「数年前からNISAで投資信託を購入し運用をしています。年齢が50代になるので、これからは安定した債券に投資をする投資信託も必要ですか?」
私は、10年以上の長期投資を前提とするなら、債券に投資をする投資信託(以下、債券型投資信託と記述)は必要ではないと考えます。
長期であれば、株式に投資をする投資信託(以下、株式型投資信託と記述)の方が増える可能性が高いからです。
またNISAであれば、より増える可能性のある商品を購入する方が非課税のメリットも大きくなります。
この記事では、長期投資では債券型投資信託が必要のない理由や、債券型投資信託が向いている人、NISAのメリットを活かした投資信託の選び方などをFPが解説していきます。
この記事でわかること
- 長期投資なら債券型の投資信託が不要な理由
- 債券型投資信託が向いている人
- NISAの非課税メリットを活かした投資信託の選び方
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1:長期投資なら債券に投資する投資信託は必要ない
私は、10年以上の長期投資を前提とするなら、債券型投資信託は必要ないと考えています。
長期投資なら、債券型投資信託よりも、株式型投資信託の方が増える可能性が高いからです。
例えば、過去10年の株式と債券の年平均リターンは以下の通りです。(配当込、円換算)
■過去10年の年平均リターン(配当込・円換算/2026年2月末時点)
- 世界株式(MSCI ACWI):+17.4%
- 日本株式(TOPIX):+14.02%
- 世界債券(FTSE World Government Bond Index):+3.93%
- 日本債券(NOMURA-BPI総合):-1.33%
株式型投資信託は債券型投資信託に比べて変動が大きいので、短期投資であればマイナスになる可能性もあります。
しかし、長期投資であればマイナスの可能性は低くなりリターンは安定してきます。
したがって、私は10年以上の長期投資の場合、株式型投資信託を保有した方が良いため、債券型投資信託は不要だと考えます。
ただし、運用期間が10年未満の場合や価格の変動に不安を感じる人は債券型投資信託も検討した方が良いでしょう。
次章で詳しく説明していきます。
2:債券型投資信託が向いている人2選
長期投資では債券型投資信託は必要ではないと思いますが、運用目的や状況によっては債券型が適している人もいます。
なぜなら、債券型投資信託は値動きが小さく安定しているため、リスクを抑えたい人に適しているからです。
具体的には以下のような人です。
- 値下がりに対して不安が強い人
- 短期での運用を考えている人
それぞれご紹介します。
2−1:値下がりに対して不安が強い人
値下がりに対して不安が強い人は債券型投資信託が向いています。
債券型は株式型に比べて値動きが小さく、価格も比較的安定しているからです。
値動きの大きい株式型投資信託は心理的負担が大きくなります。
そのため、リスクを抑えた運用をしたい方は、債券型投資信託を検討すると良いでしょう。
2−2:短期での運用を考えている人
短期での運用を考えている人は債券型投資信託が向いていることもあります。
限られた運用期間の場合は、株式型よりも債券型の方が損失が小さくなりやすいからです。
運用期間が10年未満の短期運用を考えているのであれば、債券型投資信託を検討してもよいでしょう。
今は外国債券型投資信託よりも外貨建一時払終身保険の方がおすすめ
今(2026年2月現在)、外国債券型投資信託に一括投資をするのであれば、同じように債券で運用をしている外貨建一時払終身保険の方がおすすめです。
投資信託の方は、債券価格や為替レートの変動により元本割れする可能性があります。
しかし保険になると固定金利かつ4〜5%程度の高金利で増やすことが出来ます。(2026年2月現在)
以下は米ドル建一時払終身保険のイメージ図です。

保険はこのように契約時に10年間(または20年間)の積立利率が固定されます。
これにより、10年後の外貨での積立額が確定するので運用結果がわかりやすく、元本割れするレートも計算しやすいです。
さらに、4〜5%程度の高金利で増やせるなら、投資信託で変動リスクを負って増やすよりもメリットがあります。
このように同じ債券を使った運用であっても、確実性や安定性を重視するなら今は債券型投資信託よりも外貨建一時払終身保険がおすすめです。
3:NISAでは債券型よりも株式型投資信託を買う方がおすすめ
NISA口座では債券型投資信託よりも、株式型投資信託を買う方がおすすめです。
NISAは「利益が大きいほど節税効果が高くなる制度」であり、リターンの高い株式投資信託を非課税で保有する方がメリットが大きいからです。
特に運用資金がNISAの非課税枠(1800万円)を超える方は効果も大きくなり、将来の資産額に大きな差が生まれます。
たとえば、運用資金が3600万円あり、株式型と債券型の投資信託にそれぞれ1800万円ずつ20年間投資する場合を考えます。
このとき、NISAでどちらを保有するかによって、20年後の資産に大きな差が生まれます。

諸条件
- 年平均リターンは株式型6%、債券型1%と仮定
- 課税口座では運用益に約20%の税金がかかる
株式型をNISAで保有した場合、非課税で運用できるため、1800万円の投資は20年後に約5772万円になります。
一方、NISAで債券型を、課税口座で株式型を保有すると、株式型の運用益には課税されるため、最終的な手取り額は大きく目減りします。
両者を比較すると、NISAで株式型を保有した方が、約726万円も多くの利益を得られます。
これは、NISAを「より利益の出やすい商品」に使うことで、非課税メリットを最大限に活かせるという意味になります。
このように、NISAは「利益の大きい商品」に使った方が効率的です。
株式型と債券型の両方に投資をしたい場合はNISAで株式型投資信託を購入するのがおすすめです。
4:まとめ
私は、長期投資前提であれば債券型投資信託が必要ないという考えです。
特にNISAは利益が非課税になる制度ですので、「より増える商品を選ぶ=株式型投資信託が向く」と言えると思います。
しかし、長期投資でない場合や変動リスクが取れない方などは債券型投資信託が向くケースもあります。
自分にあった投資信託の選び方のアドバイスを受けたい、運用方法などを知りたい方はマネーセミナーに参加したりFPに相談したりすることもおすすめです。
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