クレジットカード使い分けのコツとは?カード管理のコツを徹底解説

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クレジットカード使い分けのコツとは?カード管理のコツを徹底解説
2026.01.12

クレジットカード使い分けのコツとは?カード管理のコツを徹底解説

「どのクレジットカードで何を払うのが一番お得なのかわからない」「管理が複雑になって、使い過ぎが怖い」と悩んでいませんか?

カードの使い分けは、ルールを決めないと逆効果です。

本記事では、そうした悩みを解決し「家計を最適化する」ための、具体的なクレジットカード使い分けの「コツ」を徹底解説します。ポイントは、支出を「固定費」「変動費」「ネット決済」の3つに分けて考えるシンプルな方法です。

ポイントも貯めながら支出をしっかり「見える化」するコツを学び、家計の最適化を実現しましょう。

この記事でわかること

  • クレジットカードの「使い分け」が必要な理由
  • クレジットカードの「3つの使い分け」
  • おすすめのクレジットカード使い分け運用モデル

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目次

1:家計改善をしたいならクレジットカードの「使い分け」がおすすめ

「クレジットカードは1枚にまとめた方が、管理が楽なのでは?」と考える方も多いかもしれません。しかし、家計を本気で改善したいなら「使い分け」がおすすめです。

なぜなら、すべての支払いでポイント還元率が高く、かつ家計管理にも最適な「万能の1枚」は、現実には存在しないからです。

例えば、特定のスーパーでお得な「Aカード」、ネット通販でお得な「Bカード」など、それぞれカード独自の特典やサービスは異なります。もし「Aカード」だけですべてを支払うと、ネット通販で得られるはずのポイントを取りこぼしてしまいます。

2:クレジットカードを「固定費」「変動費」「ネット決済」の3つで使い分ける

「クレジットカードの使い分け」と聞くと、複雑で難しそうに感じるかもしれません。

しかし、家計の支出を、

  • 固定費
  • 変動費
  • ネット決済

の3つに分けて考えるだけで、どのカードを使えばいいかが明確でシンプルになるケースがあります。

それぞれご紹介します

2-1:固定費(家賃・光熱費・通信費)はメインカードで確実に貯める

1つ目は「固定費」です。家賃、水道光熱費、通信費、動画や音楽のサブスクリプションサービスといった費用は、毎月発生します。

ここは、安定的にポイントを取りこぼしなく稼ぐ場所です。どのカードよりも、「どこで使っても最低1.0%以上」といった高い「基本還元率」を持つメインカードを割り当てるのが効果的です。

ただし、公共料金や税金の支払いに対して、ポイント還元率が引き下げられているケースもあるため注意が必要です。

2-2:変動費(食費・日用品)はよく行くお店の高還元カードで管理

2つ目は「変動費」です。食費、日用品、コンビニでの支払いといった費用は、支出の「頻度」が高いのが特徴です。

この支出は、よく利用するスーパー、ドラッグストア、コンビニチェーンなどに「集中」する傾向があります。そのため、基本還元率1.0%のメインカードで支払うよりも、それらの「特定店舗」で3%〜7%といった高い還元率を提供する「サブカード」をピンポイントで使うのが最適です。

2-3:ネット決済(Amazon・楽天など)は専用カードでポイントを最大化

3つ目は「ネット決済」です。Amazonや楽天市場といった、特定のネット通販サイトでの買い物が対象となります。

これらの大手ネット通販は、自社グループの専用カード(例:Amazon Mastercard、楽天カード)で支払うと、ポイントが貯まりやすい仕組みです。よく利用するネット通販サイトがあるなら、その専用カードを「サブカード」として持つと、効率よくポイントを貯められます。

3:【枚数別】おすすめのクレジットカード使い分け運用モデルを紹介

ここでは、初心者・上級者向けとして、「2枚体制」と「3枚体制」の2つのモデルを解説します。

ご自身のライフスタイルに合うかどうかを、前章で解説した「3つの使い分け」をイメージしながらご覧ください。

3-1:初心者向け「2枚体制」のシンプルな組み合わせ

管理の手間(リスク)とポイント獲得(リターン)のバランスが最も良いのが、「2枚体制」です。

例えば、次の組み合わせをモデルケースとして見てみましょう。

JCB Card Wをメイン(固定費・Amazon)、三井住友カード(NL)をサブ(変動費・特定店舗)とした、初心者向け「2枚体制」のシンプルなカード組み合わせ例。

【良い点1】還元率

「JCB Card W」は基本還元率1.0%と高く、メインカードに適しています。一方、「三井住友カード(NL)」では対象のコンビニや飲食店で高い還元率を狙えます。

【良い点2】決済できる店の多さ

「三井住友カード(NL)」でVisaを選択すれば、世界中で使える決済網が加わり、国内外幅広いお店をカバーできます。

3-2:上級者向け「3枚体制」の家計を最適化する組み合わせ

先ほどの「2枚体制」を基本として、さらに特定の目的を満たすためにカードを1枚追加するのが上級者向けの「3枚体制」です。

次のモデルケースのように、「メイン」「サブ」の2枚にはないサービスを提供するカードを加えましょう。

JCB Card W、三井住友カード(NL)、エポスカードをメイン、サブ、補完に組み合わせた上級者向け「3体制」の家計を最適化する役割と担当領域の例。

「2枚体制」ではカバーしきれない、サービスや優待を補完し、カードの持つメリットを最大化していくのが「3枚目」の主な役割です。

4:失敗しない!クレジットカード使い分けの管理ルール3選

クレジットカードの枚数を増やすと、ポイントが貯まりやすくなる一方で、管理が複雑になるという側面もあります。

支出が不透明になったり、不正利用に気づきにくくなったりしては本末転倒です。ここでは、クレジットカードの使い分けに失敗しないための3つの管理ルールを紹介します。

4-1:家計簿アプリと連携させ、支出を「見える化」する

「支出の管理漏れ」を防ぐルールのひとつが、クレジットカード情報を一元管理できる「家計簿アプリ」との連携です。

カードを複数枚使うと、支出情報が各カード会社の明細にバラバラに記録されます。これでは「家計全体で今月いくら使ったか」を把握するのが困難です。

家計簿アプリは、複数のカード会社、銀行口座、電子マネーの利用明細を自動で集め、一カ所にまとめて「見える化」します。これにより、「今月カードでいくら使ったか」がリアルタイムでわかり、支出の傾向を正確に把握できます。

4-2:引き落とし口座を統一し、使い過ぎを防ぐ

すべてのカードの引き落とし先を1つの銀行口座に統一しましょう。これだけで、お金の流れの管理がシンプルになります。

例えば、カードごとに引き落とし口座を分けてしまうと、次のようなリスクが発生します。

  1. 口座残高の管理が複雑になり「残高不足」を招く
  2. 支出の総額が見えにくくなり「使い過ぎ」を招く

クレジットカードの無計画な利用が、多重債務につながるケースも指摘されています。引き落とし口座を統一し、多重債務のリスクから身を守りましょう。

下記の記事では、給与口座と引き落とし口座を分けるためのコツを紹介しています。気になる方は、ぜひ下のリンクからご覧ください。

4-3:年会費の発生時期と無料化の条件を確認する

「無料だと思っていたら、年会費が引き落とされていた」という事態を防ぐため、持っているすべてのカードについて、次の3点を把握しておきましょう。

  1. 年会費はいくらか
  2. 年会費が発生する時期(引き落とし月)はいつか
  3. 無料の条件は何か

特に注意したいのが、「無料化の条件」です。「初年度のみ無料」だったり、「年間に〇万円以上の利用で翌年度無料」といった条件が設定されていたりするケースは多いです。

また、年会費の総額が、せっかく貯めたポイント(リターン)を上回ってしまう「コスト倒れ」のリスクも見逃せません。

5:クレジットカード使い分けの始め方3ステップ

ここまでの「領域」「モデルケース」「ルール」を理解したところで、実際に使い分けを始めるための具体的な3つのステップを紹介します。

  • ステップ1:「メインカード」と「サブカード」を決める
  • ステップ2:利用シーンを明確に分ける
  • ステップ3:定期的に(年1回など)利用状況を見直す

このステップは「一度やったら終わり」ではありません。家計を最適化し続けるためにも、定期的に行うことが大切です。

5-1:「メインカード」と「サブカード」を決める

最初のステップは、「メインカード」と「サブカード」を決めるです。

まず、家計の軸となる「メインカード」を1枚定めます。一番使う機会が多くなるカードになるため、「還元率の高さ」にこだわって選ぶと良いでしょう。

次に、そのメインカードを補う「サブカード」を決めます。サブカードを選ぶ基準は、「メインカードの補完」を優先してください。

例えば、メインカードもサブカードも「基本還元率が高いだけ」といった似たような特徴のカードを選ぶと用途がかぶってしまい、使い分けの効果が薄れます。

5-2:利用シーンを明確に分ける

次は「どの利用シーンで、どちらのカードを使うか」というルールを定めます。

このルールが曖昧だと、いざレジの前で「どちらのカードで払おうか」と迷ってしまい、使い分けが面倒になってしまいます。

例えば2枚体制なら、以下のようなルールが効果的です。


ルールの一例

  • コンビニとカフェだけは、サブカードで支払う
  • それ以外(固定費、スーパー、ネットショッピング、その他すべて)は、メインカードで支払う

「国際ブランド」がどのようにわかれているかを確認しておくと万全です。

5-3:定期的に(年1回など)利用状況を見直す

少なくとも「年に1回」は、現在のカードの使い分けが最適かどうかを見直しましょう。

一度決めた使い分けのルールやカードの構成は、「永久」ではありません。あなたのライフスタイルや、カード会社が提供するサービスは時間と共に変わります。

この見直しの際に、前項でお伝えした「年会費に見合ったリターンがあるか」も同時に確認します。もし使わなくなったカードがあれば、解約も検討しましょう。

6:まとめ

クレジットカードの使い分けのコツは、ポイント集めではなく、支出を「見える化」して「家計全体を最適化」することです。

この記事で紹介した「3つの領域」と「3つの管理ルール」を実践すれば、カードが増えても支出を見失うことはありません。まずは、ご自身のライフスタイルに合った2枚の組み合わせから始めてみましょう。

もし、「自分に最適なカードの組み合わせがわからない」と感じたら、お金の専門家であるFPに相談するのもひとつの方法です。下記のリンクから、FPへの無料相談の詳細をご確認ください。

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