「お金を貯めたいけど、思うように貯まらない。」
「月末になるとお金が余っておらず貯金にまわせない。」
貯金したいけど、なかなか思ったようにできない、といった方は多いと思います。
実は、
「節約してから貯める」
「お金が余ったら貯金する」
といった方法ですと、うまくいかない可能性が高いです。
そこで実践したいのが『先取り貯金』です。
先取り貯金は、貯金が苦手な方でも必ず貯金が成功する方法と言えるでしょう。
今回の記事では、貯金が思うようにできない方のために、先取り貯金のメリットと、始めるための3ステップをご紹介します。
この記事で分かること
- 先取り貯金とは
- 先取り貯金のメリット
- 先取り貯金を始めるための3ステップ
- 先取り貯金を失敗しないために気をつけるべきこと
先取り貯金とは?
先取り貯金とは、「給料が入ったら、最初に貯金分を取り分ける」方法です。
お金を使った「あとに」残った分を貯金するのではなく、「先に」貯金するのがポイントです。

たとえば、月収が25万円なら、そのうち3万円を給料日に別口座に移し、残った22万円で生活する。
これが先取り貯金の考え方です。
貯金が苦手な方には、この先取り貯金が効果的です。
先取り貯金のメリット
先取り貯金のメリットは大きく4つあります。
必ず貯まる
給料が入ってすぐ(使う前)に貯金をするため、必ずお金を貯めることができます。
「今月は貯金しよう!」と思っていても、結局使ってしまって貯金ができないような方におすすめです。
失敗しない
先取りしておけば、「使いすぎたから今月は貯金できなかった」などの失敗がなくなります。
また、自分で決めた金額を貯金に設定することで、「今月はあまり貯金できなかった」「来月は無理をしてでも貯金額を増やそう」といったこともなくなるでしょう。
ストレスが減る
お金のやりくりに悩まなくなるため、毎月貯金できない不安や罪悪感からも解放されストレス軽減に繋がります。
先取り貯金後に残ったお金は、”使ってしまって構わない”と考えると更にストレスは減るでしょう。
続けやすい
先取り貯金は、”仕組み”を作ってしまえば、貯金が自動で進んでいきます。(仕組みについては次章で解説)
そのため、先取り貯金後に余ったお金で無理なく生活ができれば、ずっと貯金を継続できるでしょう。
先取り貯金を始めるための3ステップ
先取り貯金を始めたい方は、次にご紹介する3ステップで始めてみましょう。
1ステップずつ、詳しく解説していきましょう。
ステップ1|1ヶ月間の支出を把握・管理する
まずは、1ヶ月間の大まかな支出を把握する必要があります。
無理なく先取り貯金をするために、
- 毎月どれくらいの生活費が必要なのか?
- 無理のない貯金額はいくらなのか?
もちろん、”赤字”の場合は先取り貯金はできません。
まずは、家計簿をつけるなどして支出を確認するところから始めましょう。
また、支出の把握ができたら、節約できる部分が無いかもチェックしてみて下さい。
ステップ2|貯金の目標を決める
次に、貯金の目標(何のためにいくら貯めるのか?)を決めましょう。
目標を立てることで、設定する先取り貯金の金額を具体的に決めることができます。
例えば、
1年後の旅行のために10万円貯める
→毎月8,300円に設定
10年後の大学費用のために200万円貯める
→毎月16,000円に設定
30年後の老後資金の足しに1000万円貯める
→毎月3万円に設定
※目標を決めきれない方は、”無理のない金額”から始めても良いでしょう。
▼貯金額を増やしたいときは節約も合わせて進めてみましょう。
ステップ3| 貯金専用口座を作り、一定金額を移す
最後は、実際に先取り貯金を始めるための準備です。
貯金専用口座を作り、一定金額を移していきます。
先取り貯金を貯金専用の口座で行うことで、生活用の口座と混ざらずに管理できます。
また、銀行の自動振替機能などを使うことで、給料日に自動で貯金用口座に移すことができるためおすすめです。
ここまでできれば、次の給料日から先取り貯金が始まります。
先取り貯金に便利な方法リスト
先取り貯金は様々な方法で行うことができます。
ご自身に合った方法を見つけてみてください。
- 銀行の「定期自動積立サービス」を使う
- ネット銀行の「目的別口座」を活用する
- 財形貯蓄制度を利用
- NISAやiDeCoで自動積立を活用(5年以上の中長期の目標におすすめ)
- 年金保険(老後のための貯蓄におすすめ)
先取り貯金を失敗しないために気をつけるべきこと
先取り貯金は闇雲に始めてもうまくいかない場合が多いです。
ここでは、失敗しないための気をつけるべきことを2つご紹介します。
余裕が無いのに先取り貯金をしてしまう
貯金する余裕が無い場合は、先取り貯金を始めるべきではありません。
先取り貯金を始める大前提は、毎月少しでも“余裕資金”があることです。
もし毎月赤字になってしまっているなら、まずは家計の見直しや節約からスタートしましょう。
ムリに貯金をすると、途中で苦しくなって続かなくなってしまいます。
家計を整えれば、自然と先取りできるようになります。
苦しくなるような無理な金額を設定
生活が苦しくなるような無理な金額には設定しないようにしましょう。
無理のある設定は、貯金を辞めてしまう原因になってしまいます。
たとえば、
- 外食をやめる
- 趣味を我慢する
- 友人づきあいを控える
など、自分の好きなことにお金を使えないとストレスが溜まってしまいます。
貯金のためにはある程度、我慢や節約は必要な場合が多いですが、自分にとってムリなく続けられる貯金額を設定するようにしましょう。
まとめ
先取り貯金は、貯金が苦手な方でも”確実”に貯金ができる方法です。
ご紹介した3ステップを参考に、先取り貯金を始めてみてくださいね。
家計の改善点をプロの目から見てもらいたい、節約方法を詳しく知りたい、将来的にお金を増やしていきたいという方は、ファイナンシャルプランナーに相談するのも良い方法です。
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