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ファイナンシャルプランナーへの相談は有料と無料どっちがおすすめ? 費用と特徴を詳しく解説
2024.12.23

ファイナンシャルプランナーへの相談は有料と無料どっちがおすすめ? 費用と特徴を詳しく解説

「無料相談と有料相談どっちがいいの?」

「有料相談の費用はいくらくらいかかる?」

ファイナンシャルプランナー(以下、FP)への相談を考え始めると、このような疑問が次々と浮かんでくるものです。

この記事では、FPへの相談の仕組みや費用、準備すべきことなどをわかりやすく解説していきます。

家計の見直しから資産運用、住宅ローン、保険の相談まで、それぞれの目的に応じた最適な相談方法が見つかるはずです。

これから初めてFPに相談してみようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いたFP
ファイナンシャルプランナーへの相談は有料と無料どっちがおすすめ? 費用と特徴を詳しく解説
中澤 俊輔
中澤 俊輔
お金のことは難しそう…と敬遠している人も、実際に勉強してみると面白いし、選択の幅もグンと広がりますよ

目次

ファイナンシャルプランナーの無料相談と有料相談の違い

FPへの相談を検討するときは、まず「有料相談」と「無料相談」のどちらを選ぶかを考える必要があります。

  • 有料相談:相談のみ
  • 無料相談:相談+商品販売(サポート)

※全てのFPが上記区分というわけではありません。

それぞれご紹介します

有料相談は、独立系FPによる純粋なアドバイスのみに特化したサービスです。金融機関から完全に独立しているので、特定の商品販売を目的とせず、中立的な立場からアドバイスを提供します。

一方、無料相談は金融商品の販売も含めたトータルサポートが特徴です。

無料相談を行うFPは、銀行や保険会社などに所属する企業系FPと、独立系FP事務所に所属するIFA(独立系ファイナンシャルプランナー)の2種類があります。

企業系FPと独立系FPの違い

基本的な家計相談から具体的な商品提案、購入手続きまでをサポートしてもらえ、多くの場合は何度でも無料で相談できます(初回のみ無料の場合もあるため要確認)。

もちろん無料だからといってサービスの質が劣るわけではありません。

無料相談ってどんな仕組みなの?

FPの無料相談は、金融機関からの仲介手数料で運営されています

例えば、FPが相談者に保険や投資商品を提案し、契約が成立した場合に金融機関から手数料を受け取ります。

この仕組みにより、相談者は費用を負担することなく専門家のアドバイスを受けられるのです。

提案された商品に納得できない場合は、遠慮なくお断りしましょう。断っても費用は一切かかりません。

まずは気軽に相談してみてください。

できるところから始めていきましょう

ファイナンシャルプランナー相談は有料と無料どちらがおすすめ?

初めてFP相談を検討する方は、まずは無料相談から始めることをおすすめします。

ただし、相談内容によって有料相談が適している場合もあります。

ここでは、具体的にどのような相談内容なら無料相談で十分なのか、また、どんな場合に有料相談を選ぶべきなのかを紹介します。

無料相談で問題ない相談内容

基本的な家計の見直しや資産運用の相談は、無料相談で十分対応可能です。

例えば、

  • 家計の見直し(貯蓄について)
  • 一般的なレベルの資産運用
  • NISAやiDeCoを始めたい
  • 保険・保障の相談や見直し
  • 住宅ローン、購入、借り換え
  • ライフプランの作成
  • 漠然としたお金の悩み、不安

など、一般的なお金の悩みのほとんどが無料相談の対象になります。

有料相談がおすすめの相談内容

一般的なお金の相談を超えた、より専門的な知識が必要となる場合は有料相談を検討しましょう。

具体的には、

  • 確定申告の必要な税金の相談
  • 複雑な相続
  • 離婚における年金分割などの専門知識が必要な相談
  • 他、お金以外のことも絡む特殊なケース

など、専門家の判断が必要なケースが該当します。税理士や弁護士、司法書士などの資格を併せ持つFPへの相談がおすすめです。

また、商品の提案や販売を一切必要とせず、相談だけがしたい方も有料相談が適しています。

おすすめは幅広い対応ができる独立系ファイナンシャルプランナー(IFA)

一般的なお金の相談は、幅広い商品を取り扱えるIFAへ相談しましょう。

IFAは特定の金融機関に縛られることなく、多様な商品の中からあなたに最適なものを選んでくれます。

また、IFAは中長期的な関係を築きやすく、ライフステージの変化に応じて継続的なアドバイスを受けられる可能性が高いです。

FP相談の費用目安(有料相談)

有料相談の料金はFP(FP事務所)によって様々です。ここでは、日本FP協会が目安としている1時間あたりの相談料を紹介します。

1時間あまりのFP相談の費用の目安は、5,000円未満は14.2%、5,000~10,000円未満は47.3%、10,000~20,000円未満は33.5%、20,000円以上は5%
データ参照:日本FP協会|相談料の目安(有料相談)

最も多いのは「1時間 5,000円〜10,000円未満」で、全体の約半数を占めています。この価格帯が一般的な相場と考えてよいでしょう。

ただし、料金体系は1時間単位だけでなく、月額定額制や年間契約の顧問制など様々な形態があります。

相談を申し込む前に、必ず料金体系や支払い方法について確認しましょう。

相談の流れと準備すること

FPへの相談をよりスムーズに進めるためには、事前の準備と基本的な流れを理解しておくことが大切です。

ここでは、相談の流れと事前に準備するもの、そして相談時の持ち物について紹介します。

相談の流れ

相談は通常、現状の把握から実行のお手伝いまで、下記のように段階的に進んでいきます。

FP相談の流れ

まず、あなたの相談内容や現在の状況、将来の希望などについて詳しくヒアリング。FPが現状分析を行い、ライフプランニングのアドバイスやシミュレーションを提案します。

相談結果を実際の行動に移せるよう、実行のお手伝いまでしっかりとサポートしてもらいましょう。

相談前に準備するもの

事前に相談内容の概要をFPに伝えておくことで、より充実した相談時間を確保できます。

その際に確認しておきたいのは次の2つです。

  • 直近の貯金金額
  • 現在の資産状況

また、「将来のために資産を増やしたい」「老後の生活が不安」といった漠然とした悩みでも構いませんが、可能であれば具体的な目標を考えておくと良いでしょう。

(例:10年後にマイホーム購入、20年後に3,000万円の資産形成など)

相談時の持ち物

相談時には、現在の経済状況が分かる資料を持参すると相談がスムーズに進みます。

具体的には、

  • 家計簿
  • 住宅ローン返済予定表
  • 保険証券や保険契約内容のお知らせ
  • ねんきん定期便
  • 資産運用状況レポート(投資信託や株式を購入されている方)

などが該当します。ただし、これらの書類がすべて揃っていなくても心配は不要です。

書類の準備に時間をかけすぎて相談を躊躇するよりも、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。

まとめ

相談から商品の販売サポートまで、トータルでFPにお任せしたい方は、無料相談から始めましょう。

一方、アドバイスだけもらって後は自分で実行したい方は有料相談がおすすめ。有料相談の料金相場は1時間あたり5,000円〜10,000円程度です。

より良い相談にするために、現在の資産状況など、簡単な事前準備をしておくと良いでしょう。

FP選びで大切なのは、あなたと相性の良いFPに出会うことです。FPによって得意分野や相談スタイルは大きく異なります。

セミナーや説明会では、資産形成の基礎知識を学べるだけでなく、FPの人柄やアドバイススタイルを直接確認できます。

まずは、無料セミナーに参加してみてはいかがでしょうか。

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