
「最近ニュースで”円安”って、よく聞くけど難しく感じてしまい、いまひとつ理解できません。円安とはどういうことですか?」
円安とは、外貨に対して円の価値が下がることです。
それによって、生活面をはじめ多くの影響がありますので、知っておくと今後の対策などにも役立ちますよ。
この記事では、円安・円高とはなにかを分かりやすく解説します。(簡単な覚え方も!)
また、円安による影響を様々な面から詳しくお伝えします。
ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事でわかること
- 円安円高とは
- 円安によって、どういう影響があるか
- 円安に対してしておいた方がよいこと
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1:円安とは?円安円高の覚え方も含めてわかりやすく解説
円安とはどういうことかについて、円安円高の意味と具体例について分かりやすく解説していきます。
1−1:円安円高とは?その意味と覚え方
円安とは、外貨に対して円の価値が下がり安くなることです。
これとは逆に、外貨に対して円の価値が上がり高くなることを円高と言います。
▼円安円高のイメージ

※円安と円高の簡単な覚え方
1ドル○○円
→円の数字が上がったら円安
→円の数字が下がったら円高
1−2:1ドル150円を例に円安を解説
例えば、1ドル150円というのは、1ドルと150円の価値が同じという意味です。
つまり、150円で1ドルと交換できるわけです(手数料は含まず)。
このような外貨と円をいくらで交換できるかといった通貨の交換比率のことを為替レートと呼び、外国為替市場で日々取引されています。
なので、為替レートは刻一刻と変化していきます。
先ほどまで1ドル150円だったのが、今は1ドル151円といった具合です。
そして仮に昨日まで1ドル150円だったのに、今日は1ドル160円になったという場合、昨日は150円で1ドルと交換できたのに、今日は160円ださないと1ドルと交換できないことになります。
つまり昨日より1ドル交換するのに10円多く支払わないといけないわけで、ドルに対して円が安くなった(円に対してドルが高くなった)といえます。
これを円安になったと表現します。

2:円安が私たちに与える影響。3つの面から解説
円安は私たちが普段使っている通貨である円の価値が下がることなので、私たちにいろんな影響があります。
以下では、
- 生活面
- 経済面、
- 金融商品
に分けて、私たちにどのような影響があるかをみていきます。
3:円安が”生活面”で私たちに与える影響
まずは、円安が生活面で私たちにどのような影響を与えるかですが、主に3つの影響があります。
3−1:円安によって物価は上がりやすくなる
円安になると物価が上がりやすくなります。
外貨に対して円の価値が下がるため、海外から輸入してきて国内で販売している物の値段が上がるからです。
アメリカで販売されている100ドルのバッグを購入する場合、1ドル100円のときは10,000円だったものが、1ドル150円の円安になると15,000円となります(実際には輸入コストなどかかるためもっと高くなる)。

多くを輸入に頼っている日本では円安による物価高の影響が大きい
日本は輸入に頼っているものが多く、円安による物価高の影響を大きく受けます。
主なものとして、以下があります。
- エネルギー(原油、液化天然ガスなど)
- 工業原料(鉄鉱石、銅、アルミニウムなど)
- 食材(とうもろこし、小麦、大豆など)
3−2:円安によって海外旅行は高くなる
円安になると海外旅行が高くなります。
外貨に対して円の価値が下がるため、海外の宿泊費や食費など旅行費用が高くなるからです。
ハワイで1泊400ドルのホテルに宿泊する場合、1ドル100円のときは40,000円だったのが、1ドル150円の円安になると60,000円となります。

3−3:円安によって外国人旅行者は増える
円安になると外国人旅行者が増えます。
外貨に対して円の価値が下がるため、海外の人が日本に来る場合は旅行費用が安くなるからです。
アメリカ人が日本で1泊30,000円のホテルに宿泊する場合、1ドル100円のときは300ドルだったのが、1ドル150円の円安になると200ドルですみます。

4:円安が”経済面”で私たちに与える影響
次に、円安が経済面で私たちにどのような影響を与えるかについて、主な2つを取り上げます。
4−1:円安によって輸出企業の売り上げが増える
円安になると、輸出企業の売り上げが増えます。
円に対して外貨の価値が上がるため、海外で販売して得た外貨を円に戻したとき売り上げが大きくなるからです。
また、海外で価格を下げて販売することができるため、競争力が増してよく売れるようになります。
アメリカで自動車を30,000ドルで販売した場合、それを円に戻した売り上げは、1ドル100円のときは300万円だったのに、1ドル150円になると450万円となります。

4−2:円安によってインバウンド消費が期待できる
円安になると、外国人旅行者による消費(インバウンド消費)が期待できます。
円に対して外貨の価値が上がるため、外国人旅行者にとっては安く日本に来れて、安く買い物ができるからです。
観光地で多くの外国人がお土産を買うために店に訪れるなど、買い物や飲食、体験型サービスなど幅広く消費が期待できます。
5:円安が”金融商品”に与える影響
円安は金融商品にも影響を与えます。
特に、円安によって利益が出やすい金融商品を2つみてみます。
5−1:外貨建ての金融商品は利益がでやすい
円安になると、外貨建て金融商品は利益がでやすくなります。
為替が円安になると、外貨の価値があがるからです。
1ドル100円の時に100万円で購入した米国株を、1ドル150円のときに売却する場合、仮に株価は上がらずそのままでも、150万円に増えて返ってきます。

外貨を使った金融商品の主な例
- 米国株
- 世界株投資信託
- 外国債券
- 外貨建て保険
- 外貨預金
など
5−2:輸出関連銘柄の国内株は上がりやすい
円安になると、輸出関連の国内株が上がりやすくなります。
輸出企業は円安になると利益が大きくなるためです。
輸出関連銘柄の業種例
- 自動車
- 電機
- 精密機器
など
6:円安円高について気になる疑問をFPが解説
ここでは、円安円高に関する気になる疑問をQ&A形式で解説していきます。
6−1:Q1|いま円安ドル高になっているのはどうしてですか?
A:円安になる要因はいろいろありますが、そのひとつに金利差があります。
つまり、アメリカのほうが日本より金利が高く、その差が大きいため円を売ってドルを買う動きになりやすく、円安となっています。

6−2:Q2|今後、円安はどうなりますか?
A:しばらく円安が続く可能性があります
2026年4月現在、金利面でアメリカは利下げを実施する可能性があると言われています。
また、2026年も日米の金利差が縮まらない見通しが立っているため、円安は続くかもしれません。

6−3:Q3|結局、円安円高どっちがいいのでしょう?
A:円安と円高のどちらがよいかはどの視点から見るかによって変わります。
例えば、生活の面からみると、物価が抑えられやすいなど円高がよいですが、経済面や金融商品を持っている人からすると、利益がでやすい点で円安がよいと言えます。
6−4:Q4|将来さらに円安が進行する場合に備えて、しておいた方がよいことありますか?
A:円安が進行する場合、外貨に投資できる金融商品をもつのがよいでしょう
ただし、金融商品にはそれぞれリスクや特徴がありますので、自分に合った金融商品を選ぶことが大切です。
初心者が自分に合った金融商品を選ぶには、お金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)がおこなうマネーセミナーや個別相談に参加するのがおすすめです。
▼以下の記事で『円安にすると良いこと』について詳しく解説しています。お金を増やしたいと考えている方はぜひ読んでみてください。
7:まとめ
これまで、円安の意味やその影響についてみてきました。
為替は日々変わりますが、円安円高によって私たちは大きな影響を受けます。
本文を参考に、為替の動きに関心をもつことと、経済や金融商品についてもより身近に感じることができると思います。
さらに為替の動きに関心を持った方は、FPが行うマネーセミナーや個別相談にぜひ参加してみてください。
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