老後資金はいつから貯める?早く始めるほど楽にできる貯め方のポイント

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老後資金はいつから貯める?早く始めるほど楽にできる貯め方のポイント
2026.07.07

老後資金はいつから貯める?早く始めるほど楽にできる貯め方のポイント

「老後資金って、みんないつから貯めてるの?」
「今から貯める必要ってあるの?」

こうしたご相談を20代・30代の方からよくいただきます。

将来に備えたいという気持ちはあっても、まだ実感のない老後のために、今から動くべきか迷うのは当然のことです。

でも、老後に必要とされる資金は2000万〜5000万円とも言われています。

後回しにすると月々の負担が大きくなります。

一方で、今から始めれば、”複利”の力で大きな金額を楽に貯めることも可能です。

この記事では、具体的な数字を使って「なぜ今始めると楽になるのか?」や、「貯め方のポイント」などをわかりやすく解説していきます。

複利とは、運用で得た利益を再び投資に回すことで、元本と利益の両方に利息が付く仕組みのこと
(一方、「元本」にのみ利息がついて増えていく仕組みのことを『単利』と言います)


老後資金は2000万〜5000万必要とされている

2019年に金融庁が出した報告書では、夫婦の無職世帯は毎月約5.5万円の赤字となり、30年間で約2000万円不足するという試算が示されました。

参照:金融庁|金融審議会 「市場ワーキング・グループ」報告書 の公表について

また、2025年の生命保険文化センターの調査では、「ゆとりある老後」には夫婦で月39.1万円が必要とされています。会社員と専業主婦の夫婦が受け取れる年金額を25万円※と仮定すると、毎月の赤字額は約14.1万円です。

これが30年続くと約5000万円不足する計算です。

(※年金額参照:厚生労働省|令和6年度厚生年金保険・国民年金事業の概況

医療費や介護費の増加、インフレによる物価上昇のリスクも考えると、最低でも2000万円、できれば5000万円を目安に準備しておくと安心と言えるでしょう。


この記事で分かること

  • 老後資金は今から貯めた方が良い理由
  • 老後資金を貯める2つの方法
  • より楽に貯めるための「利回り」の考え方

この記事を書いたFP
老後資金はいつから貯める?早く始めるほど楽にできる貯め方のポイント
谷間 志帆
谷間 志帆
【保有資格】
AFP・2級FP技能士/一種証券外務員資格/DCマイスター/住宅ローンアドバイザー/相続知財鑑定士

北海道出身。前職は国内生命保険会社勤務。札幌を中心に生命保険やマネープランのセミナーの講師を務める他、資産運用・保険相談などのコンサルティングを行なっている。2児の母。
>>プロフィール詳細はこちら

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目次

1:老後資金は今から貯め始めた方がいい

老後資金は今から貯め始めることをおすすめします。

時間をかけることができ「複利」の力を最大限活かせるからです。

複利とは、利息が利息を生む仕組みのことです。

これにより、時間とともに資産が加速度的に増えていきます。

最初はゆるやかでも、時間が経つにつれてカーブを描くように一気に資産が伸びていくのが特徴です。

▼複利効果のイメージ図( ※赤色のグラフが複利の増え方のイメージ)

老後資金は、今から貯め始めることで、複利効果を最大限活用でき、結果的に大きな老後資金を楽に貯めることができます。

2:老後資金を貯める2つのアプローチ方法

老後資金を貯めるための、2つのアプローチ方法を具体的に見ていきましょう。

  • 目標金額から逆算する方法
  • 積立額を固定する方法

それぞれ詳しく解説していきます。

2−1:【目標金額から逆算】毎月の負担を抑えて貯める方法

目標金額が決まっている場合、早く始めることで月々の積立額を抑えられます。

積立期間が長くなれば、その分複利の効果が働き、少ない金額で目標に到達できます。

たとえば、60歳までに老後資金を準備する場合を、年利2%の運用で比較してみましょう。(税金・手数料等は考慮しません)

積立期間が3倍の差なのに対し、月々の積立額は約4倍近く違っているのがわかります。

▼目標金額2000万円

開始年齢 目標金額 積立期間  月々の積立額
30歳  2,000万円  30年    約4.1万円
50歳  2,000万円 10年  約15.1万円

▼目標金額5000万円

開始年齢 目標金額   積立期間    月々の積立額
30歳 5,000万円  30年   約10.2万円
50歳 5,000万円 10年   約37.7万円

目標額が決まっている場合、1日でも早く今から始めることで、少ない負担で楽に達成できる可能性があります。

2−2:【積立額を固定】同じ努力でより多く貯める方法

月々の積立額が決まっている場合、早く始めれば最終的な資産額を大きくできる可能性があります。

積立期間が長くなるほど、複利の効果で資産が増えるからです。

たとえば、月3万円を積み立てる場合の資産額を比較してみましょう(年利2%、税金・手数料等は考慮しません)

これも複利の力によって、積立期間の差(3倍)に対して資産額はそれ以上に膨らんでいます。

▼開始年齢(30歳/50歳)別60歳時点での資産額比較

開始年齢別の60歳時資産額(月3万円積立・年利2%)を示す横棒グラフです。30歳開始の場合は1478万円、50歳開始の場合は398万円になることが示されています。

毎月の積立額を固定する場合も、早く始めることでより大きな資産にすることが出来ます。

3:利回りを高くできると、もっと楽に貯められる

利回りを高くして運用ができれば、同じ積立額でも資産はさらに大きくなりやすいです。

運用益が大きくなることで、複利の効果も一段と強まり、資産が効率よく増えるからです。

たとえば、運用期間30年間の場合で年利別のシミュレーションを1章の具体例に沿って試算してみます。

利回りが数%違うだけでも、目標に対しての毎月の積立額、30年後の資産額には大きな差が生まれることが分かります。

▼目標金額から逆算:目標額5000万

年利   30年後の目標額  毎月の積立額 
0% 5,000万円 13.8万円
2% 5,000万円 約10.1万円
5% 5,000万円 約6万円
7% 5,000万円 約4万円

▼積立額を固定:毎月の積立額3万円
※それぞれの利回りと、60歳時点の資産額

年利ごとの資産推移(0〜30年)を示す折れ線グラフです。30年後の資産額は、年利7%が3,530万円、年利5%が2,500万円、年利2%が1,478万円、年利0%が1,080万円になることが示されています。

高い利回りで運用するには、ある程度の資産運用の知識やリスクへの理解が欠かせません。

基本を学んでから資産運用を始めれば、もっと楽に老後資金を増やすことができるかもしれません。


7%での運用は実現可能

「7%で運用なんて、本当に可能なの?」と思う方も多いかもしれません。

長期運用を心がけることで、この数字は実現でできる可能性が高いと言えます。

「年利7%」という数字は、実際にある投資信託「MSCIコクサイ・インデックス」の過去20年の年率平均を参考にしています。(2026年4月末時点のデータでは過去20年の年率平均は『11.1%』)

参照:my INDEX|MSCI コクサイ・インデックス (KOKUSAI)

※ただし、過去のパフォーマンスが将来の収益を保証するものではありません。 市場の状況は常に変動するため、将来の運用成績は過去のデータ通りになるとは限りません。

もちろん、元本保証の商品ではなく年ごとの変動はありますが、長期・分散することでリスクを抑えながら安定した成果が期待できます。


4:まとめ

老後資金は、できるだけ早く今から準備を始めるのが理想的です。

時間を味方につけることで、複利効果を最大限に活かせます。

さらに、資産運用で利回りを高めることができれば、より楽に、無理のない範囲で資産を築くことができます。

実際に私のお客様は、早く始めた人ほど月々の積立額も少なく、結果としてより多くの資産を残せています。

老後資金の準備は、人それぞれの状況や考え方に合った方法を選ぶことが大切です。

「自分にはどの方法が合っているのか」「何から始めたらいいか分からない」と迷われる方は、ファイナンシャルプランナーへ相談して貯め始めることをおすすめします。

5:マネースクール101の無料個別相談

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谷間 志帆
谷間 志帆
【保有資格】
AFP・2級FP技能士/一種証券外務員資格/DCマイスター/住宅ローンアドバイザー/相続知財鑑定士

北海道出身。前職は国内生命保険会社勤務。札幌を中心に生命保険やマネープランのセミナーの講師を務める他、資産運用・保険相談などのコンサルティングを行なっている。2児の母。
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