
いびきの改善方法として注目されているレーザー治療。
しかし「保険適用になるの?」と気になる方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、いびきのレーザー治療は基本的には保険適用外(自費診療)です。
保険が適用できるかできないかは、基本的には『切らないレーザー治療』か、『切るレーザー治療』かで分けられます。
この記事では現役看護師の視点から、いびきに対するレーザー治療と保険適用の関係をわかりやすく解説します。
是非最後まで読んでみてください。
保険適用の基準
基本的には、以下の2つの条件のどちらも満たしている場合、保険適用での治療が可能になります。
- 医師が治療の必要性を認めていること
- 国が保険診療として認めている治療法である
この記事でわかる事
- いびきのレーザー治療の保険適用基準
- 保険適用になるいびき治療(LAUP)とは
- レーザー治療の費用相場
1:”切らない”いびきのレーザー治療は基本的に保険適用外
いびきのレーザー治療のほとんどが保険適用外(自費診療)です。
なぜなら、現在主流となっている「切らないレーザー治療」は、国が定める保険診療の対象になっていないためです。
例えば、「切らないレーザー治療」を選択した場合、以下のようなアプローチが取られます。
- いびきの音を小さくする
- 喉のたるみを引き締める
- 舌や軟口蓋を収縮させて気道を広げる
この治療は体への負担が少ないというメリットがあります。
しかし、「病気を治すための標準治療」としては、まだ保険診療に認められていません。
そのため、基本的には保険適用外となります。
切らないレーザー治療
のどの奥や舌をレーザーで温めて引き締める治療です。
主に軽度から中等度のいびき改善が目的です。
2:”切る”いびきのレーザー治療は条件を満たせば保険適用になる
切るいびきのレーザー治療は、条件を満たせば保険適用になる場合もあります。
「切るレーザー治療(LAUP)」が、医療行為として保険診療に認められているためです。
具体的には、以下のようなケースです。
- 医師が治療の必要性を認めている
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されている
- のどちんこ周辺を切る手術(LAUP)を行う
このような場合、「軟口蓋口蓋垂形成術(LAUP)」として保険適用になることがあります。
一方で、同じ睡眠時無呼吸症候群の方でも、「切らないレーザー治療」を選んだ場合は自費診療になります。
切るレーザー治療(LAUP:軟口蓋口蓋垂形成術)
のどちんこ(口蓋垂)を切ることで気道を広げる治療です。
重度のいびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療として行われる手術です。
いびきのレーザー治療の保険適用基準まとめ
- 切らないレーザー治療
→ 基本的に自費診療 - 切るレーザー治療
→ 条件を満たせば保険適用
3:レーザー治療の費用相場|1回あたり約1万〜7万円程度が目安
いびきのレーザー治療の費用は、1回あたり約1万〜7万円程度が目安です。
保険適用か、自費診療かによって費用が大きく変わるためです。
例えば、
- 自費診療:複数回通院が必要で総額が高くなりやすい
- 保険適用:1回の手術で完了し費用が抑えられる
という大きな違いがあります。
この章では、保険適用外・保険適用それぞれの費用相場について解説していきます。
3-1:保険適用外(自費診療)の場合の費用相場は、総額約25万円〜約100万円
自費診療の場合、1回あたり約5万〜7万円、総額は25万〜100万円程度が目安です。
切らないレーザー治療は、のどと舌を温め、組織を引き締めて気道を広げます。
そのため、以下のような通院が一般的です。
- 頻度:3週間に1回
- 回数:5〜15回
※回数や頻度は医師の判断をもとに、本人の希望も踏まえて調整されます。
費用イメージ
- 5万円 × 5回 → 約25万円
- 6万円 × 10回 → 約60万円
- 7万円 × 15回 → 約105万円
※1回あたりの金額は、クリニックや、ご契約コースが高回数か低回数かによって変わってきます。
自由診療は手軽に受けられる一方で、回数によって総額が大きく変わるため、事前にトータル費用を確認することが重要です。
3-2:保険適用の場合の費用相場は、総額1.2万〜3.5万円
保険適用の場合、自己負担(3割)で約1.2万〜3.5万円が目安です。
切るレーザー治療(LAUP)は、のどちんこ周辺をレーザーで切って気道を広げます。
- 通院:日帰り手術が可能
- 回数:基本的に1回
費用イメージ
- 自己負担(3割):約1.2万〜3.5万円
※別途、診察料や検査費用がかかる場合があります。
保険適用になる場合は、自由診療と比べて費用を抑えやすい点が大きなメリットです。
いびきのレーザー治療は、医療費控除が使える
いびきのレーザー治療は自費診療でも、医療費控除の対象になる場合があります。
結果として税金の一部が戻ってくる可能性があります。
医療費控除は「治療目的の支出」であれば対象になる制度です。
※医師の判断に基づく治療であれば対象であり、保険適用かどうかは関係ありません。
4:まとめ
いびきのレーザー治療は、以下の基準によって保険適用かどうかが決まります。
- 切らないレーザー治療:保険適用外(自費診療)
- 切るレーザー治療(LAUP):条件を満たせば保険適用
つまり、「治療方法」と「症状(医師の診断)」が大きな判断基準となります。
また、保険適用の有無や治療内容はクリニックごとに異なるため、事前に公式サイトで確認しておくことが大切です。