
「周りのカップルは毎月いくらくらい貯金しているんだろう?」
「私たちも将来に向けて貯金を始めたいけれど、目標額や分担の仕方がわからない……」
同棲や結婚など、二人の将来を考えたときに避けて通れないのが「お金」の話です。しかし、お金の管理方法や負担割合が曖昧なままだと、すれ違いやケンカの原因になってしまうことも少なくありません。
この記事では、カップルが毎月いくら貯金しているかのリアルな実態をはじめ、揉めないための家計管理法や、共同口座のトラブルを防ぐ方法について解説します。さらに、二人の貯金を着実に増やす4つの実践方法も紹介しています。ぜひ最後まで読んで、あなたたちにぴったりのルールを見つけてください。
この記事で分かること
- カップルのリアルな貯金の実態
- 結婚・同棲に必要な貯金額の目安
- カップルの上手な家計管理法
- 共同貯金を始める前に決めたいルールと注意点

1:カップルは毎月いくらずつ貯金している?平均額と目標の目安を解説
カップルで貯金を始めようと思ったとき、「ほかのカップルは毎月いくら貯金しているの?」と気になる方は多いでしょう。ここでは、カップルの貯金額のリアルな実態と、目標設定の目安について解説します。
1-1:カップルのリアルな貯金の実態と平均値・中央値
20〜30代の二人以上世帯のリアルな金融資産保有額は、中央値でみると20代で125万円、30代で311万円です。
金融経済教育推進機構(J-FLEC)の「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」によると、二人以上世帯における金融資産保有額の平均値と中央値は下記のとおりでした。
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世帯の年代 |
金融資産保有額 |
金融資産保有額 |
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全体 |
1,940万円 |
720万円 |
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20代 |
525万円 |
125万円 |
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30代 |
1,096万円 |
311万円 |
※ここでいう「金融資産」とは、預貯金だけでなく、保険・債券・株式・投資信託などを含めた金額です(日常の出し入れに使う預貯金は除く)。いわゆる「貯金(預貯金)」よりも広い概念である点にご注意ください。
※「二人以上世帯」には、夫婦のみの世帯のほか、子どものいる世帯なども含まれます。
ここで重要なのは、「平均値」ではなく「中央値」を見ることです。
【平均値と中央値の違い】
- 平均値
すべての貯金額を足して人数で割った数字
一部の富裕層(極端に貯金が多い人)が数値を大きく引き上げてしまうため、実感より高くなりやすい傾向がある
- 中央値
貯金額が少ない順に並べて、ちょうど真ん中にくる人の数字
「一般的なカップル」のリアルな感覚に最も近い
高すぎる平均値を見て「自分たちは全然貯められていない…」と落ち込む必要はありません。若い世代の資産形成は「まだまだこれから」というのがリアルな実態です。ライフステージによって貯金の余裕度は異なるため、周りの数字に焦らずに自分たちのペースで進めましょう。
1-2:結婚・同棲に必要な貯金額の目安と目標の立て方
貯金を成功させるコツは、将来のイベントに必要な資金から逆算し、毎月「二人の手取り合計の10〜20%」を貯金することです。この割合を目安にすれば、将来の大きな出費に備えつつも、日々の生活を圧迫せずに無理なく貯金を続けやすくなります。
例えば、同棲の初期費用は、敷金・礼金や家具・家電の購入費などを含めて一般的に80万〜100万円ほどかかるとされます。結婚式や新婚旅行を考えているなら、さらにまとまったお金が必要です。もし二人の手取り合計が40万円なら、まずは毎月10〜20%にあたる「4万〜8万円」の貯金を目安にしましょう。
仮に毎月8万円(手取りの20%)をコンスタントに貯められれば、1年間で96万円です。ボーナスがある場合は、その一部を上乗せすることで年間100万円も射程圏内に入ります。この金額があれば約1年で同棲の初期費用をクリアできるため、二人の将来の計画がグッと立てやすくなります。
1-3:結局いくらずつ出す?「折半」「収入比」「定額」の3パターン
平均的な目標がわかっても、「二人でどう分担するか」で悩むカップルは少なくありません。カップルの家計分担によくある3つのパターンは、下記のとおりです。
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収入差が小さいなら「折半」 |
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収入差があるなら「収入比」 |
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自由度を重視するなら「定額」 |
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2:揉めないための貯金ルール作り!カップルの上手な家計管理法
お金の問題は、カップルの関係にヒビを入れる一番の原因になりがちです。ここでは、カップルが揉めないための家計管理法を紹介します。
2-1:生活費と貯金を「どっちがいくら出すか」話し合って決める
カップルでお金について揉めないためには、最初に「どっちがいくら出すか」というルールを明確にしておくことが重要です。
ルールが曖昧なままだと、「相手が多めに払ってくれると思っていた」などのすれ違いが生じます。これがお金に関するケンカの大きな原因になってしまうのです。前述の「折半」「収入比」「定額」などのパターンを参考に、二人が納得できるルールを話し合いましょう。
2-2:お金の管理を「丸投げ」せず、月1回は二人で家計をチェックする
どちらか一方にお金の管理を任せきりにするのは危険です。任せている側は「勝手に無駄遣いされているかも」と不安になり、任されている側は「自分ばかり負担が大きい」と不満を溜めやすくなります。
月に1回は二人で「いくら使って、いくら貯まったか」を確認する時間を作りましょう。例えば、給料日後の週末などを「家計チェックの日」と決め、「今月は光熱費が高かったから、来月は外食を1回減らそう」など、二人で協力してやりくりする習慣をつけるのがおすすめです。
3:共同貯金を始める前に決めたいルールと注意点
カップルの家計管理でよく挙がるのが「共同口座」の作成ですが、始める前に決めたいルールと注意点があります。
銀行口座は、原則として一つの口座に対して名義人を一人しか設定できません。そのため、万が一別れてしまった場合、口座名義人ではない方はお金を引き出す権限がなくなってしまいます。結果として、「二人で貯めたお金なのに返してもらえない」といった精算トラブルに発展するリスクがあるのです。
トラブルを防ぐためには、
- 「生活費用の口座」は作るが、「貯金」はそれぞれの個人口座で行う
- 共同口座を作る場合は、万が一関係を解消した際の残金の分け方(例:折半する、負担割合に応じて分ける等)を事前に決めておく
といった対策をしておくことが大切です。
4:カップルの貯金を着実に増やす4つの実践方法
目標やルールが決まったら、あとは行動に移すだけです。ここからは、無理なく効率的にカップルのお金を着実に増やす4つの実践方法を紹介します。
4-1:生活費と貯金の口座を分け、家計簿アプリで「お金の見える化」をする
貯金を増やすなら、「余った分を貯金する」のではなく「先取り貯金」を心がけましょう。
まずは二人用の「生活費口座」と「貯金専用口座」を分けましょう。銀行の「自動振込サービス」を利用すれば、毎月自動的に貯金専用口座へお金が移る仕組みが作れます。貯金専用口座のキャッシュカードは普段は持ち歩かず、残ったお金だけでやりくりするようにしてください。
また、生活費の管理には「Zaim」などの家計簿アプリの活用がおすすめです。二人の支出をサクッと共有できるようにしておけば、「何に使ったか分からないお金」による不満を未然に防げます。
4-2:通信費やサブスクなどの固定費を見直し、貯金に回せる額を増やす
毎日の食費を削るような我慢による節約は長続きしません。貯金に回すお金を増やすなら、毎月必ずかかっている「固定費」を最優先で見直しましょう。
【見直すべき主な固定費】
- スマホ代:大手キャリアから格安SIMへ乗り換えると、プランによっては一人あたり月数千円の削減になり、二人で年間数万円〜10万円程度の節約につながる
- サブスクリプション代:利用頻度の低いサービスがないか定期的に確認する
- 保険料:二人の保障内容に無駄な重複がないか確認する
- 住居費(家賃など):これから引越しをするなら家賃の安い物件を選んだり、更新時に家賃交渉を行ったりして毎月の固定費を抑える
これらの固定費は、一度手続きをするだけでその後ずっと節約効果が続きます。まずは無理なくできそうな項目から、二人で確認してみましょう。
4-3:貯金だけでなく、預金と投資(NISAなど)を組み合わせて効率よく資産形成する
いざという時の資金である「生活防衛資金(生活費の3〜6ヶ月分が目安)」をしっかり確保できたら、「お金にも働いてもらう」投資を組み合わせていきましょう。
低金利の現在、銀行の預貯金だけでお金を大きく増やすのは困難です。さらに、物価が上がれば実質的なお金の価値が下がってしまいます。
とはいえ、投資に回しすぎて生活が苦しくなっては本末転倒です。投資初心者のカップルには、毎月数千円の少額から無理なく始められ、利益が非課税になる「NISA」をおすすめします。
将来のライフステージの変化を見据えつつ、どの制度をどう取り入れるか二人で話し合っていきましょう。
4-4:無料マネーセミナーを活用してお金のプロに相談する
「自分たちだけで将来のお金の計画を立てるのは不安」「お金について話し合うとついケンカになってしまう」という場合は、中立的な立場であるお金のプロに相談するのがおすすめです。
税金や年金、各種制度の仕組みは非常に複雑です。ネットの記事を読んだだけでは「自分たちにとってどの方法が最適か」を判断するのは難しいでしょう。FPに間に入ってもらうことで、将来への漠然とした不安や二人の意見のズレも客観的に整理できます。
なお「マネースクール101」では、資産形成や家計管理の基礎が学べる無料マネーセミナーを実施しています。二人の将来のお金について考えるきっかけとして、ぜひお気軽にご参加ください。
5:まとめ
この記事でお伝えしたように、カップルの貯金はまずは「二人の手取りの10〜20%」を目安にすることが大切です。
「折半」や「収入比」など二人に合った分担ルールを決め、家計簿アプリや固定費の見直しを活用しながら資産形成を進めていきましょう。お金の問題はすれ違いの原因になりやすいため、二人でしっかり話し合うことが重要です。
もし「自分たちだけで将来のお金の計画を立てるのは不安」と感じる方は、お金のプロであるFPへの相談がおすすめです。「マネースクール101」では、FPがあなただけのマネープランをご提案します。無料個別相談をご希望の方は、下記のリンクから詳細をご確認ください。
