
「親が高齢で一人暮らしをしています。最近物忘れが多くなったみたいで、お金の管理を一人でできるか心配です。」
離れて暮らす親に物忘れが始まったとなれば、不安は募りますよね。
ただし、不安だからといって、親の気持ちを無視してお金の管理を始めることは得策ではありません。
まずは、親と話し合い、親の状況や希望を確認することが重要です。
親と話し合い、その中でどうしていくのがいいのかを判断していきましょう。
この記事で分かること
- 一人暮らしの親のお金の管理について話し合うことの重要性
- 話し合っておきたい内容
一人暮らしの親のお金の管理は親と話し合いを持つことが重要
一人暮らしの親のお金の管理をするには、親と話し合いを持ちましょう。
お金の管理をする必要があるかどうかを判断するためです。
親と話し合っておきたい内容としては
- 親の現状確認
- 親が今後どうしていきたいのかの確認
- 今後起こりうる問題点
以上のような内容を親と確認しあうことができると、
- 現時点では見守る
- 早々に管理していく必要がある
など、今後どうしていくのがいいのか判断ができるでしょう。
次章以降で、話し合っておきたい内容について説明していきます。
①親の現状確認

まずは親の現状を確認しましょう。
例えば、
- 親の健康状態
 (持病の状態、健康診断の結果、足が痛くて長い距離を歩けないなど)
- 親の判断能力、認知能力
 (物忘れ、物事を理解するのに時間がかかるなど)
- 適切な生活費管理ができているか
 (同じものを何度も購入していないかなど)
話し合いや、生活を観察することで、親が現在どのような状態なのかを確認しましょう。
②親が今後、お金の管理をどうしていきたいのかの確認
次に、親が今後お金の管理をどうしていきたいのかを確認しましょう。
例えば、
- できる限り、一人で管理していきたいのか
- 一部だけは子どもに管理してほしいのか
 (税金や不動産収入などは子どもに管理してほしいなど)
- 積極的に子どもに管理してほしいのか
 (ATMでの引き出しから子どもに任せたいなど)
親の希望を確認できると良いです。
③今後起こりうる問題点を伝える

今後起こりうる問題点を挙げて伝えておくことも重要です。
例えば、
健康上の問題として
- 一人で銀行やATMに行けなくなるのではないか など
判断・認知機能の衰えとして
- キャッシュカードの保管場所、暗証番号が思い出せなくなるのではないか
- 銀行で振り込みなどの手続きができなくなるのではないか
- 詐欺に遭わないか
 など
物忘れが進んでしまった場合の問題点も伝えておきましょう。
親と話し合いができないようなときには
親と話し合いができない場合は、本題から入らず、自分の状況から話を始めてみるのもよいでしょう。
なぜならば、子どもの話をきっかけに親が話しやすくなる可能性があるからです。
例えば、
- 家計簿をつけはじめた、老後の資金について考えるようになったなどの話から、親からアドバイスをもらう形で現状を聞いてみる
- 自分が体調を崩したときに、毎月のお金の支払いや流れを家族が把握しておらず、苦労したことから、いざという時に、子どもがわかるようにしておいてほしいと話をふってみる(その場で全てを聞き出さなくてもよい)
最初から全てを話し合わなくても、会話を重ねるうちに、徐々に親の現状がわかり、不安なことや今後どうしてほしいのかを話してくれるようになるかもしれません。
親が話しやすい環境を整えましょう。
最後に
一人暮らしの親のお金の管理について、不安を覚えている方は多くいると思います。
まずは、本当に親のお金の管理が必要かどうかを判断するためにも親と話し合いをしましょう。
話し合いの末、必要ではないと判断した場合でも、今すぐできる簡単なサポートはしてあげてもよいと思います。
逆にお金の管理が必要だと感じた場合、親の現状により、管理の段階が変わってきます。
本格的に親のお金の管理が必要な場合は、
- 行政の支援(日常生活自立支援事業など)
- 民間における制度(銀行の代理人登録制度など)
を利用することもできますので、その際は専門家に相談してみましょう。
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